Marinesが4月を首位通過しました。首位通過は、マスコミ各社によると下剋上で日本一になった2010年以来13年ぶりとのこと。あれっ、意外と昔だなーという感じですが、気分が悪いわけはありません。以下に4月の戦い方を振り返ってみたいと思います。
【チーム戦跡】・・・試合数 24 14勝10敗
敵地開幕3連戦は良いところなく、Hawksに最悪の3連敗の最下位スタート。この時は、今年はこの調子で最下位争い?かなと覚悟しました。同じような気持ちなった方がファンの中にもいたのでは?と思います。
しかし、その直後のFightersとEagles戦で5連勝できたのが本当に大きかったです。朗希や種市にも早々に1勝目が付いたし、良い再スタートがきれました。貯金も2つできたし、マリンでの5連勝でスタッフもファンも、安堵したと思います。
翌週のLionsとBuffaloes戦には2勝3敗と負け越しましたが、次の週のFighters戦に勝ち越して貯金2をキープ。さらにマリンでのHawks戦には3連勝して、敵地開幕3連敗のお返しをきっちり付けたのは痛快でした。
月末最後の週は、LionsとBuffaloes戦にまたも2勝3敗と負け越しましたが、3・4月は4月は14勝10敗の貯金4で乗り切り、Buffaloesと同率で首位通過となりました。とりあえず結果がすべてですので、まずは、良いシーズンのスタートがきれたと言えるでしょう。
【主な主力選手の成績】
(投手)
佐々木朗希_3勝0敗_防1.00 西野_3勝0敗_防3.50 種市_2勝2敗_防1.40
メルセデス_0勝3敗_防2.31 小島_2勝1敗_防2.19 美馬_0勝3敗_防7.30
益田_0勝0敗8S_防1.74 澤村_2勝0敗2S_防2.70
(野手)
藤原_.298_本2 安田_.275_本2 山口_.187_本1 奨吾_.146_本1
【チーム状態】
チーム状態は、最悪とも言え、なぜ首位にいるのか不思議なくらいです。まず故障者が多過ぎです。投手では、カスティーヨ、野手では荻野、高部、山口が挙げられます。不調者は、期待や計算していた投手としては美馬、東條、唐川、打者としては奨吾、山口、ポランコです。特に、荻野と高部の穴が埋まっていませんので、走力を含めた攻撃力が昨年以上に厳しい状況です。
一方、プラス材料としては、投手では朗希がWBCの疲れも見せず勝ち星を重ねたこと、西野&種市のトミージョン手術後コンビに勝ち星がついていること、開幕直前に獲得した西村と昨年獲得した坂本が期待以上の活躍をしていることです。野手では藤原、藤岡が好調で、友杉が期待以上の結果を出してくれていることです。
このままの状態が続くようであれば、下位に沈んで行きかねないでしょう。
【今後期待する選手】
Aクラスを維持するためには、投手では朗希と種市が投げた試合はほぼ勝つことが最低条件ではないでしょうか。そのためには、攻撃陣にも柱が必要であり、野手では、奨吾が復調するか、ポランコにHRが出だすかしないと厳しいと思います。それがダメであれば、藤原と安田を3・4番に置き、3割前後の打率をキープしてもらうなどの上乗せがないと苦しいと思いますので、なんとか頑張ってほしいです。
【マネジメント】
最後に、吉井監督の采配ですが、攻撃は手堅くバントが多く、盗塁やエンドランが少ないと感じます。また、当日の打撃の調子や相手投手との相性を重視しているのか、はたまた長いシーズンを見越した休養と考えているのか、メンバー及び打順を毎試合のように変える特徴があります。ただし、奨吾だけはどんなに打てなくてもスタメンをはずさない頑固さもあります。投手の起用は、益田の不安定さもありましたが、抑えを益田にがっちり固定せず、ローテーション的に澤村やぺルドモに変更していくなど、黒木コーチとやり繰りできていそうだなと思います。
ここまで、試合後半まで接戦が多かった印象が多く、結果的に負けゲームでも、西村、小野、坂本の登板が多くありましたので、そろそろ中森、東妻、東條、国吉、廣畑あたりから、誰か1軍に復活してほしいですね。
記憶は薄いのですが、4月に上位にいたとしても、GWに連敗が重なり、すぐにBクラスへ転落し、その後の交流戦は、そのまま借金が膨らむか、何とか持ちこたえるかの分岐点となっている印象です。
コメントを残す